日本食品への関心回復逃すな

鹿児島の狙いは中国市場みたいですけど、TPPや、円高の影響がどうのように出るのか、注目されますね。
鹿児島って、B級グルメって何かありましたっけ??

鹿児島が商談会、過去最大の規模
鹿児島県と日本貿易振興機構ジェトロ)は18日、ホテル日航香港で「鹿児島県産食品試食商談会2011」を開催した。毎年香港で開催されている同商談会は、今年で4回目で、海外市場志向の高まりを反映して過去最大の22社・団体の商品が出展された。主食から惣菜、調味料に至るまでバラエティに富む同県産食品を前に、現地バイヤーからは活発な質問が飛んだ。

 鹿児島県は香港人にとって比較的なじみが深く、人気の旅行先の一つ。かつては直行便があり、今年夏もキャセイパシフィック航空傘下の香港ドラゴン航空がチャーター便を飛ばしている。日本一の畜産県として早くから香港向けの牛肉輸出も手がけ、相手国・地域別では香港が他を圧倒している。

 そんな香港市場だが、鹿児島県かごしまPR課の寺薗公介氏によると、同県も他の都道府県同様に東日本大震災の影響を受け、国内はもちろん海外でも食品売り上げが一度は落ち込みをみせた。ただ震災から数カ月を経て回復傾向が鮮明となってきており、再び海外市場へ攻勢をかけるには、偶然とはいえ「非常にいいタイミングに来ることができた」という。

 22社のうち15社の商品は、初めて香港に紹介されるもの。牛肉や黒豚などすでに香港の消費者にも知られている鹿児島ブランドの畜産物のほか、特産の黒酢を使った飲料や、糖度の高いサツマイモ「安納紅(あんのうべに)」など特産品がたくさん並んだ。

 現地バイヤーの反応も上々で、試食して「おいしい」と声をあげたり、具体的な金額の交渉まで始める来場者もみられた。東日本大震災原子力発電所の事故後、香港でも放射能風評被害が高まり、日本製食品の検査が厳格化された。だが震災から7カ月余り経過した今はバイヤーも「(放射能のことは)気にしていない」(ある業者)。むしろ香港人に強い健康指向もあって、日本産食品に期待する声も聞かれた。